▼キッチンカー(フードトラック)の営業許可申請の正しい流れを理解しよう
正しい流れは一つだけです。
「キッチンカーを開業するのにまずは何をすれば良いのか?」
「どういう流れで開業までつなげれば良いのか?」
これもまたネット上では様々な情報、憶測、またはフェイク記事が飛び交っていて、実際にどれが本当なのか?
調べていると分からなくなりそうです。
沢山ある情報に惑わされない為に、まずは根本的に「キッチンカーとして固有の許可は無い」という事です。
どういう事かというと「許可の取得方法は固定の飲食店と変わらない」と認識頂いて問題ありません。つまり、飲食店又はその他食品の取り扱いを行う店を開く場合は以下のような流れに必ずなり、キッチンカーもまた同様という事です。
〈キッチンカー営業許可取得までの流れ〉
① 事前相談を行う。
第一にキッチンカーの営業許可を認めるのは
「キッチンカー製作業者」でも無く「キッチンカー管理業者」でも無く「保健所」となります。
まず、今現在やろうとしている事に対して
・そもそも想定している商品が取り扱えるのか?
・どのような許可の取得申請を行えばよいのか?
・どのような設備が必要なのか?
を確認する必要があります。
別項にも書いた通り、あくまで許可を認めるのは保健所になりますので、保健所に上記を確認しその通りに準備を進めます。これも当然、固定の飲食店も同様です。
【注意】
飲食関連の営業許可については地域毎に判断を委ねられます。
取扱品目やその他ガイドラインが地域によって異なる場合も多く、キッチンカー関連業者などの予測による判断を基準にしてしまうと、後に「営業許可が取得できなかった」という事態にもなりかねないので、必ず営業地域の保健所へ確認に行くように十分に注意をして下さい。
② 「①」の指導を基にキッチンカーを企画・製作
①の段階で指導をもらった内容を基にキッチンカーの企画をしていきます。
・メニューの構成
・キッチンカーの設備及びレイアウト
メニューは取扱可能品目やその他取扱NG商材などを加味して、具体的な内容を作っていきます。そして、メニューを基にキッチンカーの設備及びレイアウトを決め実際にキッチンカーの製作へと移っていきます。
最も確実にするためには、全ての企画が纏まった段階で再度、保健所に確認をするのがベストです。車輛のレイアウトにおいても基本的には製作業者が図面を描いてくれますので、それを確認材料とします。
③ 営業許可申請
既に②の段階で全ての事前確認が取れていますから、後は「実際の車輛を見せる」事と「書類の提出申請」を行うだけです。
ここで「固定店舗」の場合、保健所の検査員が店まで見に来てくれますが、「キッチンカー」の場合は保健所まで持っていく形をとります。
当然、②で確認をもらっている図面と相違が無ければ特に障害もなくすんなり申請は受理されます。
現在、沢山の情報が流れていると、当たり前の事が分からなくなってしまいますが、キッチンカーもまた上記の通りごく当たり前の流れに沿って進めていけば全く難しいことはありません。
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