キッチンカー(フードトラック)の出店場所について
近頃、いろいろな場所でキッチンカー(フードトラック)を目にする機会が増えてきましたが現実的にはどこでも営業しても良い訳でなく、場所の管理者から許可を得て営業をしております。
実際にどのような場所を中心に営業をしているのか紹介していきます。
〈キッチンカーの主な出店場所〉
【オフィス街・工場地帯・大学のランチ】
主にキッチンカー(フードトラック)の”平日営業”は都心のオフィス街や工場地帯、大学のランチなどランチ需要がある場所で営業をしております。特に都心の人口の多い地域では、「ランチ難民」がおり、キッチンカーの需要も高まっております。
ランチ出店を検討されている方は、まず一度「国際フォーラム」や「サンケイビル」などの営業を見に行き、参考にしてみると良いと思います。
-メリット-
・ランチ難民という既にある需要の中で出店出来るので、平日でも利益を確保できる
・基本的に週1の曜日固定の営業なので、ある程度の販売予測が立つ
-デメリット-
・人気の営業場所は既にキッチンカーで埋まってしまっている為、新規参入は人気の現場に出店が難しい。
【イベント】
キッチンカー(フードトラック)の週末や祝日等は毎週各地で行われているイベントで営業する事が多くあります。
マルシェ、地域のお祭り、文化祭、花火大会やスポーツイベントなど、大小問わず様々なイベントが開催されており各所で出店募集を行っているので随時確認をしましょう。
これらのイベントは数百人から数千人、なかには数万人規模で開催される事もある貴重な現場です。
-メリット-
・売上、利益が大きい
・自分好みの出店イベントを選べる(ただし選考がある場合が多い)
・色々なキッチンカーが集まる為、横の繋がりを作れる
-デメリット-
・仕込みが多い、売れ残った時の管理や処分が大変
・長時間の業務で体力的・精神的負担が大きい
・天候に大きく左右される
【大型の商業施設・スーパー・ホームセンターなど】
キッチンカー(フードトラック)の営業先として平日休日問わず、出店が可能な場所です。
しかし、安定感がある現場はかなり人気な営業場所ですので、いきなり営業をする事は難しいでしょう。
出店場所を探し、地道に営業努力をして固定の顧客を掴んで営業する事が大切です。また、基本的には商業施設に合わせた営業時間となりますので、長丁場になる事が多くあります。
-メリット-
・平日の出店場所として確保しやすい
・土日祝日は家族連れが多い為、1組の販売単価が上がる
-デメリット-
・平日の日中は来場者が少ない
・コンビニやスーパーの安めの商品と競合しやすい
・長時間出店のため体力的に厳しい
【公園、道の駅など】
こちらも休日がメインとなりますが、暖かくなる春から秋にかけて親子連れが多くなり、軽食系のメニューが人気です。出店情報を各公園や行政が管理していたりするので問い合わせてみましょう。
〈無許可での営業は絶対にやめましょう〉
キッチンカー(フードトラック)の営業場所として絶対にやってはいけないことは道路などで行う無許可営業です。原則、公道での営業は認められておりません。インターネット上の情報で道路使用許可を取得するとありますが、原則、個人で取得できるような許可ではありません。
無許可で営業をした場合は道路交通法違反で刑事罰が科せられる可能性も御座いますのでご注意ください。
また、本項では様々な出店場所について説明させて頂きましたが、どこにでもメリット・デメリットがあります。なかなか思い通りの営業が出来ないことも多々ありますが、とにかく長く地道に続けていく事が大切ですので頑張ってください。
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