キッチンカーでの移動販売は、最近色々な場所で見られるようになりました。
オフィス街やイベントでも見かけるし、住宅街や公園でもよく見かけるから気になっている…。
キッチンカーならではの良いことってなんだろう？キッチンカ―の大変さってどんなことがあるんだろう？
開業してみたいけど、その前にメリットもデメリットもしっかり理解したいですよね。
今回はそんなキッチンカーのメリットとデメリットをわかりやすく4つずつご紹介します。
■目次
1 キッチンカーのメリット
キッチンカーで移動販売をするメリットは？4つのメリットをご紹介します。
1-1 開業資金を低く抑えられる
キッチンカーで開業する大きなメリットは開業資金の低さです。固定店舗で開業しようとすると内装費や工事費がかかり、数百～数千万円という開業資金を必要とします。
しかし、キッチンカーでの初期費用は200万円～500万円程度と言われています。
また、キッチンカーの移動販売では、固定の店舗にかかるような家賃が掛かりません。
駐車場代が多少かかりますが、店の家賃ほどの大きな負担ではありません。
1-2 営業場所を移動することが出来る
キッチンカーならではのメリットは、やはり営業場所を移動できることです。平日と土日で出店場所を変えられるので、集客がしやすくなります。
イベントに参加すれば大きな集客が期待できますし、出店場所に合わせてメニューを工夫できれば売上アップも見込めます。
1-3 人件費や維持費の負担を減らせる
キッチンカーでは限られたスペースで作業するので、一人で営業することも可能です。食器を下げたり洗う必要もなく、人件費がかかりません。
燃料費はかかりますが、水道代や電気代といった維持費も少なく済ませることができます。
家賃も固定店舗に比べると駐車場代程度で安く済みますので、長期休業してもあまり負担になりません。
1-4 固定店舗立ち上げの準備が出来る
大きな開業資金を必要とする固定店舗の開業も、キッチンカーでファンをつけてから行うことができます。店舗を開業するための宣伝としてキッチンカーから始める方も少なくありません。
まずは移動販売を行うなかで、飲食業を長く続けていくためのコツを掴んでいくのも良いでしょう。
2 キッチンカーのデメリット
メリットがたくさんあるキッチンカーですが、やはり少なからずデメリットも。
4つのデメリットをご紹介します。
2-1 出店場所の確保
人気の出店場所は、すでに固定のキッチンカーが営業してることが多いです。最初は大変ですが、キッチンカ―の出店場所の獲得をインターネットでの情報収集やSNSで集客、地道な営業をして信頼を勝ち取っていきましょう。営業を続けていくうちにキッチンカー仲間ができ、良い出店場所の情報を交換できることも。
2-2 営業許可を場所ごとに取る必要がある
固定店舗と違い移動して営業が出来るキッチンカーでは、営業する場所ごとに保健所の許可が必要なことがあります。それぞれの場所で許可申請するごとにお金がかかり、5年ごとに更新する必要があります。
2-3 食中毒・衛生環境により注意が必要
キッチンカーには給排水設備がありますが、容量には限りがあります。アルコールでの手指消毒やビニール手袋の使用など工夫をしましょう。
冷蔵庫もすぐに冷えるわけではないので、クーラーボックスを使用しての食材管理が必要です。
2-4 夏は暑さ対策・冬は寒さ対策が必要
キッチンカーではエアコン設備を使えません。夏は扇風機や送風機で空気を動かしたり、首に冷感タオルを巻くなどの対策が必要です。熱中症にも気を付け、水分補給を忘れないようにしましょう。
冬は調理工程でガスを使う場合は多少暖かく過ごせますが、小さめのファンヒーターなど工夫して寒さを凌ぎましょう。
3 まとめ
今回はキッチンカーのメリットとデメリットを4つずつご紹介しました。
開業資金が少ないキッチンカーは、初めて飲食業に挑戦してみたい方にはピッタリの営業形態です。
「最近の人気で出店場所の確保が難しい…」というデメリットもありますが、工夫することで解消できるものもあります。メリットとデメリットをよく理解して、キッチンカーでの開業を成功させましょう！
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